次は歩いて、徳川三代将軍 家光公の廟所
輪王寺大猷院へと向かいます。
大猷院とは徳川三代将軍 家光公の廟所(廟所=墓所)で、
境内には世界遺産に登録された22件の国宝、
重要文化財が建っており、315基の灯籠も印象的です。
祖父である「家康公」を凌いではならないという遺言により、
金と黒を使用し重厚で落ち着いた造りになっています。
入口の「仁王門」から「拝殿、本殿」までの道のりは、
天上界に昇って行くような印象を受けます。
私はここに来ると必ず見たいものがあるんです。
それは、四夜叉(よんやしゃ)です。
四夜叉(よんやしゃ)とは、
「夜叉の神」に仕える「4体の夜叉」のことです。
・「鍵陀羅・けんだら」(白色)
・「烏摩勤伽・うまろきゃ」(青色)
・「阿跋摩羅・あばつまら」(緑色)
・「毘陀羅・びだら」(赤色)
そして、この4体の夜叉も本来の名前があり
「四護法善神(しご ごほうぜんじん)の夜叉」
とも云われています。
神仏習合の代表的な社寺でしたので、
神仏分離が成された現代においても、
仏様と神様が入り混じっているような部分が見受けられます。
その部分の1つであるのが、この「夜叉門」です。
大猷院の中心となる建物で、拝殿・相の間・本殿と
連なる独特な建造物の構造を
権現造り(ごんげんづくり)と言います。
この建物は国宝に指定されており、
たくさんの金彩が使われているので、
別名、金閣殿(きんかくでん)と呼ばれています。
内部には、狩野探幽(かのうたんゆう)の描いた唐獅子、
天井には140枚の龍の絵、
家光公が着用した鎧など見ることが出来ました。
足が止まり、お参りをすることにしました。
次回へ続く。
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