『東光』の名で知られる小嶋総本店は、
慶長2年(1597年)創業の米沢藩上杉家御用酒屋であり、
江戸時代頻繁に「禁酒令」が出された中でも、
酒造りを許されていた数少ない造り酒屋のひとつといわれています。
(当時米は非常に貴重品であり、飢饉のたびに禁酒令が出されました)
周囲が山にかこまれた盆地にある上杉・米沢藩15万石の城下町、米沢は、
山から湧き出る豊富な水と良質な米に恵まれ、雪国米沢の身も凍る厳寒期に、
寒造りの低温長期発酵によって手造りの美酒が誕生します。
酒造資料館に入ると、広めの庭園があり、
庭園の池には縁起が良さそうな方が居ました(下の写真)
資料館を巡ると、酒造りに関する資料や道具などを展示しています。
また、劇画「花の慶次」シリーズの中からファン必見の
イラストをよりすぐり、特別展示「花の慶次」を開催していました。
この酒蔵で使われる山から湧き出る豊富な水は、
飲料水として飲める場所もあります。
利き酒コーナーと売店では、ここで造られている
冷やして飲む甘酒と季節限定辛口の酒を購入。
甘酒はまさに“飲む点滴”!
そもそも甘酒が甘いのは米麹を発酵させてでんぷん質を糖化させるため。
したがって、甘酒の成分はブドウ糖が含まれ、また、
天然の必須アミノ酸も豊富に含まれています。
などの必須ビタミン群がたっぷり。
これは、なんと栄養補給用の点滴と同じような成分です!
つまり、一杯の甘酒を飲むことで点滴と同様の効果が得られるということ!
…という訳でホテルで飲む用の甘酒を購入し、他のお酒は自宅配送にしました。
酒造資料館を後にしてバスに乗りJR米沢駅に戻って
予約しているホテルへチェックインします。
しばらく休んだ後、夕食で駅前にある米沢牛の名店
「焼肉・みよし」さんへ行きます。
次回へ続く・・・