仙台駅地下でお昼を食べた後、
地下鉄に乗って国際センター駅へ。
地上に出るとかなり雪が積もっており、
普段通りに歩けず、気を抜くと
ツルっと滑ってしまうのは懐かしい感覚。
大学時代は北海道に住んでいたので、
雪道は本当に懐かしいです。
国際センター駅から少し歩くと
仙台城の大手門脇櫓が見えてきます。
大手門は、江戸時代の仙台城の顔とも言うべき建物で、
二階建・瓦葺の豪壮な建物でした。
また、脇櫓は一部二階建の建物で、昭和6年年に
どちらも国宝に指定されました。
その後、昭和20年の仙台空襲で焼失しましたが、
昭和42年、脇櫓が再建され、
ありし日の仙台城のようすを偲ばせています。
ここからさらに歩いてたどり着いた目的地が
「仙台市博物館」です。
仙台駅の観光案内所で、今日は降雪がすごいので
仙台城址まで登るのは厳しく、
この博物館で足を止めるほうが良いでしょうと言われていました。
ユネスコ記憶遺産3点を含む国宝「慶長遣欧使節関係資料」や、
重要文化財の伊達政宗所用具足・陣羽織、
豊臣秀吉所用具足、三沢初子所用帯などの他、
仙台伊達家からの寄贈資料をはじめ、
江戸時代を中心とした仙台藩に関わる歴史・
文化・美術工芸資料など約9万8,000点を収蔵しています。
常設展示は季節ごとに展示替えを行い、
随時約1000点を展示しています。
私がここまで来てまでも見たかったのは
国で重要文化財と指定された、
黒漆五枚胴具足(兜・小具足付/伊達政宗所用)
くろうるしごまいどうぐそく
初代仙台藩主伊達政宗(1567~1636)所用と伝えられる具足。
このような五枚胴具足は、政宗が鎌倉雪ノ下の
甲冑師明珍を招いて造らせたものとして「雪ノ下胴」と呼ばれ、
後に仙台藩内でその形を踏襲して造られた為、
「仙台胴」とも称される。
質素ではあるが、実践に即した重厚な造りで、
当世具足の中でも特色があり、
かつ近世初頭に活躍した伊達政宗が着用したものとして、
歴史的意義があります。
この博物館では、この他に仙台伊達家に関わる
歴史・文化・美術工芸資料などゆっくり見て回ることができました。
ここでゆっくりした後、地下鉄で仙台駅に戻り、
今日の宿「リッチモンドホテルプレミア仙台駅前」に
チェックインした後、用事を済ませるため、
快速列車で石巻へ向かいます。
次回へ続く。