館山港多目的観光桟橋、
通称館山夕日桟橋に隣接する
"渚の駅たてやま"という交流拠点施設。
平成24年にできた観光スポットです。
大きな水槽、展望デッキ、さかなクン推しの博物館、
レストラン、土産物などがある魅力満点の施設です。
自転車を駐輪場に置いて海の方を振り返ると
大きな建物が見えます。
その2階は『館山なぎさ食堂』といって、
内房の絶景ビューを眺めながら、海の幸を堪能できます。
そこでお昼をいただこうと思います。
お店に入ると明るく清潔感がある店内。
海を一望できる展望デッキでも食事がとれます。
さて、何を食べようかとメニュー表を取り、
選んだのがこちらです。
「房総なめろう丼」
「なめろう」は房総半島沿岸発祥の郷土料理の1つです。
なめろうとは、料理が盛られている器に
付着した身まで舐めてしまうほど
絶品だったことから命名された1品です。
主にサンマやイワシ、トビウオなどの青魚を日本酒や味噌を加え、
生姜やミョウガなどの薬味と共に
粘性が出るまで包丁で叩いて作られます。
なめろうにする青魚の中でもアジは人気が高く、
特にアジの旬を迎える5月から7月にかけては
脂のノリがたいへん良く非常に人気があります。
さて、いただきまーーす!
アーー、旨い!!
魚の油の甘みがダイレクトに感じられ、
どんどんご飯を誘います。
「お魚君達がどんどん誘ってくる・・・」
「俺は今、海を食べている(・・なわきゃない)」
さらに特製の温まった出汁をかけると、
味わいがある海鮮茶漬け(お茶じゃなくて出汁)に変わります。
お魚の旨さを、多角的に楽しめる料理でした。
丼にある山葵を全部溶いても、出汁をかけると
魚の油の甘みが勝つので辛くはありません。
(あくまでも私の感想です)
いやー、美味しかった。ご馳走様でした。
1階にある海のマルシェたてやまには、
地元の農産物、伊勢海老やサザエなどの海産物、
おみやげが販売されています。
食事の後はおみやげ選びを楽しんでください。
渚のたてやまの隣にあるのが『館山夕日桟橋』です。
この桟橋、めちゃくちゃ長く、
なんと全長は500mもあります。
朝日や夕日をここで眺めるのもいいかもしれません。
さて、そろそろ館山駅に戻ります。
自転車の乗って館山駅へ戻り、
自転車を返した後は、東京行きの
高速バス・房総なのはな号に乗車します。