ホテルニュー八景園をチェックアウトして、
送迎バスで伊豆長岡駅まで戻ります。
そこからタクシーで江戸時代からこの地域を
代々統治していた代官職を務めた江川家のお住まい、
江川邸に行くことにしました。
この江川邸自体は、国の重要文化財に指定されているようで、
邸内には代官の役宅もあり、貴重な資料なども展示されています。
韮山代官所(にらやまだいかんしょ)は、
江戸時代東国の幕府直轄領を支配するために設置された役所。
支配地域は、伊豆国を中心とし、駿河国・相模国・武蔵国に及び、
幕末には甲斐国も管轄していたそうです。
また、伊豆諸島を管轄下においたこともある。
石高は管轄領域の変動に伴い一定しないが、5~10万石余。
代官は平安末以来伊豆国の江川荘を領する
清和源氏大和源氏系の江川家によって世襲され、
享保8年(1723年)~宝暦8年(1758年)の間を除き、
当主は代々江川太郎左衛門を名乗った。
▲表門と主屋玄関
表門は元禄9年(1696)建築、
文政6年(1823)修復の薬医門。
主屋は552㎡あり桁行13間(約24m)
梁間10間(約18m)棟高約12m。
室町時代創建部分と江戸時代初期修築部分が含まれる。
近年銅板に葺替えられる前は瓦葺屋根。
手前に北条早雲が植えた伝承もある豇豆(きささげ)の古木。
江川家は42代900年続く大和源氏の末裔で、
江戸時代には旗本として11代273年間、
天領伊豆の代官を務めました。
特に36代江川太郎左衛門(坦庵)は名代官として知られ、
沿岸測量,韮山反射炉,種痘の実施,パン製造など多大な業績を残す。
国指定重要文化財・江川家住宅(江川邸)は、
江川家の住宅で、韮山役所は、
その敷地内に設けられていました。
1600年頃に建てられたもので、
部分的には、より古い中世の建築部材も使われており、
改築や増築が加えられ現在に至っています。
ちょうな(手斧、釿)の跡が残る部材もあります。
邸内には専門のガイドさんも居り、
色々解りやすく説明をしてくれます。
ゆっくり邸内を見た後、
伊豆長岡駅に戻り、
伊豆箱根鉄道の乗って
修善寺へ向かいました。
次回へ続く。