比内地鶏で腹ごしらえをした後、角館歴史村・青柳家に向かいました。
武家屋敷の中で最も代表的な青柳家には、角館の歴史にまつわる数々の貴重な
品々が収蔵されています。例えば、武田流兜と呼ばれる「六十二間小星兜」があり、
武田信玄の武田流ですが、青柳家が武田家の家臣だったことはなく、
平安末期から鎌倉初期にかけて、青柳家の主君・佐竹氏と武田氏が遠い親戚にあった為、
武具が伝わったと聞きました。その後、芦名氏に仕えた青柳家ですが、
芦名氏が世継ぎを失って断絶した後は、佐竹義隣が角館を引き継ぎました。
【ちなみに本家の佐竹家という家は関ヶ原の合戦における挙動(西軍に内通)を
久保田(秋田)藩205,000石へ移封されました。
佐竹一族には本家の他に有力な4家があり、それぞれ東家、西家、南家、北家と
呼ばれる(東西南北は常陸時代の拠点の位置から)。
西家(小場氏、後に佐竹姓を許される)は大館、南家は湯沢、北家は角館に配されました。
佐竹義隣は、佐竹氏一門の佐竹北家8代当主。佐竹北家・角館初代所預】
義隣は京都生まれの公家であったこと、息子・義明の嫁が嫁いだ際に
枝垂れ桜を持ち込んだ事から、「小京都」と呼ばれるようになったという事です。
青柳家は、納戸役を多く勤め、実禄は104石で、高い格式を誇っていました。
他にも、初版の『解体新書』や「赤水の日本地図」など、貴重な所蔵品を数多く所有しており、
それらの所蔵品からも幅広い交流関係や家柄が偲ばれます。
私は日本史が大好きなので、こういう場所が好きなんです。
さて、歴史の勉強はさておき、角館歴史村・青柳家を後にして、
武家屋敷通りにあるお土産屋さん
「角館桜皮加工センター」で、桜の樹皮加工のペンケース、
マニア垂涎の手作り猫小物や猫雑貨のお店「ねこのみせ 滑川」では
手作りの猫柄刺繍のティッシュ入れ、酒屋で地酒などを購入しました。
さて、次は「安藤醸造元」で昔から伝わる美味しいお味噌や
10倍に薄めても風味と味がしっかり出ている白出汁、さらに
お店オリジナルの御用袋をお土産として購入しました。
その後、角館駅に戻り、角館駅を撮影しました。
駅の隣の喫茶店で、桜の塩漬けが添えられている
「さくらのぜんざい」を食べて体を温めました。
さて、いよいよ角館を去る時間になりました。
私が乗る列車は角館16:27発秋田新幹線《こまち24号》東京行です。
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