自分にとって非常に懐かしい場所へ行って来ました。
その場所は群馬県安中市松井田町横川407-16
「碓氷峠鉄道文化むら」という所です。
今は北陸新幹線で東京から長野まで最速1時間ちょっと、
そこからさらに金沢まで結んでいますが、
長野新幹線→北陸新幹線が開業する前は
在来線の特急で上野⇔長野を
約2時間40分~3時間位かかっていました。
その途中、古くから交通の要衝として知られてきた碓氷峠。
この峠を通らなければならないのですが、
難所といわれる峠なんです。
この峠を行き来する為に最大66.7パーミル、
標高差553mの急勾配を走る為に峠を登るときは
電車の後ろに機関車を2両連結して後ろから押し上げ、
峠を下りて上野へ向かう時は電車の前に
機関車を2両連結してブレーキをかけながら
峠を下りて行ったのです。
私はその時からよくこの碓氷峠を通り、
機関車と電車を撮影したり横川駅の名物駅弁
「峠の釜めし」を4分程度の停車時間の短い間に
特急あさま号が停車・ドアが開いたと同時に
ホームに降りて購入した思い出がいっぱいありました。
平成9年(1997年)には長野新幹線が開通。
路線を維持するだけの旅客数が見込めないことや
維持に多大な費用がかかることから廃線となりました。
こうして104年の歴史に幕を下ろした碓氷線ですが、
その歩みのなかで刻んできた歴史的価値は非常に大きなものがあります。
国の重要文化財になっている旧丸山変電所や
碓氷第三橋梁(通称・めがね橋)はもちろんのこと、
鉄道史に残るED42形電気機関車やEF63形電気機関車等は、
後世に受け継ぐべき貴重な文化遺産です。
旧松井田町やJR東日本の協力を得て、
この「碓氷鉄道文化むら」を開村されました。
園内では、碓氷線の歴史を伝える鉄道資料館を開設しているほか、
碓氷線で活躍した各種電気機関車や
特急「あさま号」を展示。
敷地内をブラブラ歩くと
懐かしい車両が数多く展示されているんですよ。
また、私が廃線前に乗った特急あさま号の姿も!!