福知山駅から早歩きで15分くらいで
福知山城が見えてきました。
福知山城は市内の小高い丘の上に建っており、
天正7年(1579年)頃、丹波国を平定した戦国武将
明智光秀によって築かれた城です。
福知山藩の城主は、
有馬家→幕府領→岡部家→稲葉家
→幕府領→松平(深溝)家→
寛文9年(1669年)常陸土浦藩から
朽木稙昌が3万2000石で入り、
以後は朽木氏13代が幕末維新まで続きました。
福知山城は、明治のはじめに取り壊され
石垣と銅門番所だけが残っていました。
昭和61年、市民運動などの熱意によって
三層四階の天守閣が復元され、
内部は城に関する資料や福知山地方の歴史・文化財を紹介。
また、望楼からの城下の眺めは抜群です。
天守閣は、 望楼型の独立式を基本として復元され、
初期天守閣の特徴がよく現れたものとなっています。
石垣は、 築城当初の面影を残すもので、
野面積み、乱石積み、穴太積みなどと呼ばれる、
自然石をそのまま用いたもので、
福知山市の指定文化財となっています。
石材は奥に長く用いられて、
強固な石垣が組み上げられています。
石垣内部に石塔類が使われるなど、
安土城や二条城など織田信長にかかわる
お城に共通する特徴を持っています。
深さ50m (城郭内湛水井としては日本一の深井戸)の
「豊磐(とよいわ)の井」は、
今も海抜30mの高さまで清らかな水をたたえています。
さて、運悪く雨足が強くなってきて
傘を準備していない私は
フードを深くかぶり、
いそいそと福知山駅へ戻ります。
次回へ続く。。