熱中症注意報が出たこの日の午前中、
鎌倉駅西口から歩いて英勝寺へ行ってきました。
英勝寺は、鎌倉にある唯一の尼寺です。
1636年に建立されました。
開基は、英勝院尼で扇谷上杉氏に仕えた
太田道灌から数えて四代の孫康資の娘。
徳川家康に仕え、家康の命により
水戸家初代の徳川頼房の養母となった。
家康に仕えていた頃の英勝院尼は、
「戦には必ず勝利をもたらした」ので、
「お勝の方」と呼ばれました。
家康の死後、徳川三代将軍家光より道灌の土地を譲り受け、
英勝寺を建立し、頼房の息女玉峯清因を開山に迎えた。
徳川光圀もこの寺を訪問しており、英勝院尼没後は
水戸家の姫君が代々住職を勤めたため、
「水戸御殿」とも呼ばれたが、
六代の清吟尼を最後に
徳川水戸家からの住持は絶え、
徳川家の支援によって維持されたそうです。
そういうお寺なので
葵の御紋が所々にあるのです。
仏殿には、徳川家光寄進
運慶作の本尊阿弥陀三尊立像が安置されています。
別角度から夏晴れの空と総門の葵のご紋が彫られた
屋根を撮ってみました。
午前中はほとんど人がおらず、
境内は非常に静かでした。
お参りを済ませて御朱印もいただいてきました。
御朱印を戴いた後、お寺の方から
彼岸花が有名なお寺でお花もきれいであること、
色々教えて戴きました。