拙者の自由闊達な徒然風聞書(Blog)

趣味の鉄道旅行や食べ物、お城巡りや気づいたこと、ぼやきなど日々出来事等自由奔放な日記です。

【'15北海道9】時代の彼方へ流れ去る星・・・北斗星号最後の乗車(前篇)

2015年1月16日(金曜日)

札幌17:12発の予定だった寝台特急北斗星号は

前日東北本線倒木の影響で札幌到着が

3時間半遅れた影響で折り返し作業に時間がかかり、

札幌を約40分遅れの17:50に動き出しました。

車掌の北海道弁交じりのアナウンスが懐かしい・・・

「みなさま、おばんでございました(こんばんは)・・・」

あー懐かしいなあ・・・

私のカメラで車内放送を録画して

YouTubeにアップしました。

 


【車内放送】廃止前の寝台特急北斗星号上野行き車内アナウンス

 

DSC_0312+08_convert_20150225214904.jpg

 

私が乗車した1号車の2段式B寝台。ただし、ここは4人で利用すると

コンパートメントとして個室ドアが利用可能です。

カメラを持った大人や子供があちこち撮りながら

色々な話をして賑やかでした。

私の反対側の寝台にいたおじさんも

旅好きで、この列車に乗りたくて東京観光だと聞きました。

早速、食堂車の案内放送があったのですが、

シャワーカードは翌日利用分も含めて売り切れ・・・

車内販売もあるそうですが、待てども待てども来ないので、

お弁当とグッズを買いに反対側の車両へ歩いていくと、

やっと9号車のデッキで見つけた!!

グッズを求めるお客さんで足止めされていました・・・

北斗星の廃止が決まると、皆やることは同じなんだなあ。

寝台特急北斗星号は約40分遅れたまま南千歳、苫小牧と

利用客を乗せていきます。登別、東室蘭を過ぎて

伊達紋別に到着後・・・北斗星が発車しない???

伊達紋別駅のホームがちょっと騒がしくなっているぞ・・・

何でも酔っぱらった関係ない客が間違て乗ったとかで

降ろすのに時間がかかり、遅れは約60分に拡大。

まあ、長く乗車できるから別に気にはしませんけど。

札幌から函館まではDD51ディーゼル機関車2両が引っ張ってくれます。

北斗星号は電源車も含めた12両編成と長い列車です。

それを引っ張るんだから力強いですよね。

 

DSC_0312+07_convert_20150225215010.jpg

 

列車は洞爺、長万部、八雲、森と停車して、

函館に約1時間遅れの22:30頃到着しました。

到着後ドアが開くと同時に駅のホームに走り出す人たち。

そう、函館駅で機関車を付け替えるので、

それを撮影する人たちで溢れていました。

函館駅DD51ディーゼル機関車を切り離しています。

 

IMGP0718_convert_20150222211238.jpg

 

函館駅のホームから乗客がみんな北斗星の車両の戻っていく。

私も急いで北斗星の車両に戻りました。

向かい側を見るとこの列車の後ろを走っていた

札幌18:13発特急<北斗16号>が函館駅のホームに入ってきました。

↓寝台の向こうに見えるのが特急<北斗16号>

 

IMGP0719_convert_20150225220629.jpg

 

特急<北斗16号>は函館22:03到着予定でしたが、

先行する北斗星号の遅れで、あちらも遅れて到着したんですね。

 

寝台特急北斗星号は函館を22:41頃に出発。

約1時遅れて津軽海峡線へと向かいます。

隣の五稜郭駅で一旦停車し、しばらくして

走り出しました。

私は歯を磨いて寝台に横たわり、

もう寝ることにしました。

zzzzzz・・・

ガクッと車両が揺れて目を覚ますと、

上野行きの寝台特急北斗星号は津軽海峡を越えて

青函トンネルを通過し、約1時間遅れて、

0:58頃に青森に到着して機関車を取り替えます。

また、ここでJR北海道の車掌から

JR東日本の車掌に交代します。

機関車取り替え後、寝台特急北斗星号は

1:03頃に青森駅のホームを離れました。

一路上野を目指します。

 

続きは次の記事へ・・・